ディオバンが高齢者で降圧目標を安全に達成―ノバルティス(医療介護CBニュース)

 ノバルティスファーマは6月8日、日本人高齢者を対象とした同社の高血圧症治療薬ディオバンを使った大規模臨床試験VALISH Studyの結果が同日、米国心臓病協会のHypertension誌のオンライン版に掲載されたと発表した。同社は、「ディオバンを基本薬とした治療で収縮期血圧140mmHg未満を安全に達成し、高齢者に対しても降圧効果と高い忍容性が証明された」としている。

 全国の461施設が参加した同試験は、収縮期高血圧症の高齢者(70-84歳、平均76.1歳)3260人を対象に実施。「厳格降圧群」と「緩徐降圧群」に無作為に割り付け、それぞれ「140mmHg未満」と「140mmHg 以上150mmHg 未満」を降圧目標値として、ディオバンで治療した場合の心血管イベントの発症率を比較した。

 それによると、両群共に血圧が良好にコントロールされ、厳格降圧群の収縮期血圧は平均で33mmHg低下した。心血管イベントの発症率は、両群共に約3%と低く、副作用で投与中止になった患者についても、厳格降圧群で1.9%、緩徐降圧群で1.2%と有意差はなかったという。

 70歳以上の高齢者の降圧目標値をめぐっては、日本高血圧学会の高血圧治療ガイドラインが、150mmHgを中間目標値とした上で最終目標値を140mmHg未満と提唱しているが、これまでそれを裏付けるエビデンスが十分でなかったという。  

 ディオバンは、血圧の上昇に関与するアンジオテンシン2のタイプ1受容体(AT1)を選択的にブロックする薬剤(ARB)で、高血圧症の第1選択薬として世界約100か国で承認されている。日本では2000年に販売を開始し、昨年の売上高は1400億円(薬価ベース)だった。


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by aragkhhsik | 2010-06-16 12:09


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